2016年12月10日土曜日

あしたのジョーに憧れて|漫画はどうやって作られているのか

あしたのジョーに憧れて【スマホ漫画】
>>電子コミック詳しくはコチラ
試し読みは無料で読めます

『天のプラタナス』や『風光る』などで知られている漫画家の川三番地さんが、ちばプロのアシスタント時代の実体験をもとにその裏側を描いたアシスタント漫画「あしたのジョーに憧れて」

主人公の田中少年(川三番地さんの本名です)がちばてつや先生のもとで学び、感動したことを解説を交えながら紹介していく物語です。

ちばてつや先生の漫画がどのようにしてつくられていたのかが惜しげもなく描かれています。

デジタル作業の無かった時代の漫画の作画の大変さといったら、それはもう半端なものじゃないんだなぁと思わされます。

原稿用紙を自分たちでつくり、ペンで線を引き、スクリーントーンを貼って削る…これだけでも大変そうです。

そんな大変な漫画の制作過程を新人アシスタントの田中少年とともに見て学べるのがこの漫画のいいところですね。

今まで何気なく読んでいた漫画にもこんな努力が隠されていたのか、と気づかされます。

もちろん、デジタルの作画を否定するような話ではありません。

アナログ作業の時から現代までずっと通じるような漫画のノウハウがここにあると思います。

他にも、ちばてつや先生やそのアシスタントたちの作品作りのための観察や研究の様子が描かれていたり、田中少年が努力して成長していくところがあったりと、ちょっとした人間ドラマのようでもあります。

漫画ってこんな風につくられていたんだ!と感心し、漫画の世界の奥深さを教えてくれる作品です。

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